16年度国民医療費が過去最高32兆円に
<実践編、保険の選び方>

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16年度国民医療費が過去最高32兆円に


厚生労働省は平成16年度の国民医療費が15年度に比べ 1.8%増加の32兆1111億円となり、過去最高を更新したと発表しました。

国民医療費とは、医療機関等における傷病治療にかかる費用を年度単位で推計したものです。 費用には、診療費、調剤費、入院時の食事療養費、訪問看護療養費、健康保険で支給される移送費などが含まれます。

診療報酬改定で薬の値段が下がりましたが、 高齢者の人口に占める割合が増えたこと、全体の人口も増えたこと、医療が高度化したことなどが、過去最高を更新した理由と考えられています。

国民1人あたりの医療費は4400円増の25万1500円です。 国民所得に占める国民医療費の割合は8.89%で、こちらも過去最高を記録しました。

医療費を国民1人あたりでみた場合、64歳以下15万2700円、65歳以上65万9600円、 70歳以上74万3800円、75歳以上81万5100円です。

国民医療費の5割以上、51.1%が65歳以上の人たちでした。 65歳以上の医療費が65歳未満を上回ったのは、介護保険に移行する前の99年度以来3回目のことです。

医療費は3割は窓口負担、残りは税金と健康保険組合や国民健康保険から支払われます。 今回、税金負担分が4.0%増の11兆1743億円となりました。生活保護世帯の増加や高齢化による税金の負担が増えたことが理由としてあげられます。 一方、保険料からの負担割合は49.8%の15兆9978億円となり、昭和36年発足した国民皆保険制度以来、初めて50%をきりました。

診療種類別では、院外処方が増えてことで薬局調剤医療費が7.8%アップしました。 薬局調剤医療費は4兆1965億円に達し、今回初めて4兆円を超えました。 国民医療費では13.1%を占め過去最高となりました。

一般診療医療費の傷病で分けると、一位が「循環器系の疾患」5兆4603億円、 2位が「新生物」2兆7676億円、次いで「尿路性器系の疾患」1兆9956億円、「呼吸器系の疾患」1兆9801億円、 「精神及び行動の障害」1兆9506億円でした。

厚労省では、生活習慣病患者の増大が医療費の増加要因のひとつであると分析しています。 厚生労働科学研究として、サプリメントが生活習慣病の発症を予防し、医療費の抑制につながるかどうかを調べることも行われています。

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(最終更新:2006年8月26日)

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