Q、ニコチンパッチって
   保険適用なの?
<保険に関するQ&Aとトラブル集>

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Q、ニコチンパッチって保険適用なの?


A、2006年6月1日からニコチンパッチも保険適用になりました。

2006年4月の診療報酬改定で、禁煙治療にも医療保険(公的保険)が適用されることになりました。 具体的には、禁煙のために行うカウンセリングや検査が「ニコチン依存症管理料」という名目で認められたのです。 しかし、この時点ではニコチンパッチは保険対象外のままでした。

つまり、医療現場で保険適用外であるパッチを使うと違法な「混合診療」になってしまうという不具合が生じてしまったのです。 しかし、禁煙学会でも手順書でニコチンパッチの使用を進めており、医療現場でもニコチンパッチの分を患者さんに自己負担してもらえば 診療部分は保険を適用してもいいだろうという誤解が相次いでしまったのです。

そういった混乱もあり、 厚生労働相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」で、6月1日からニコチンパッチも保険適用されることが決定しました。 前日の5月31日は世界保健機関(WHO)が定めた「世界禁煙デー」だったことも原因かもしれません。

ニコチンパッチは、皮膚に張ったパッチからニコチンをゆっくり吸収させて禁断症状を和らげるはり薬のことです。 具体的に保険適用されたのは、ノバルティスファーマ社の「ニコチネルTTS」で大きさは3種類あり、 1枚約350円から400円かかります。(ニコチネルTTS10 355.8円 ニコチネルTTS20 374.3円 ニコチネルTTS30 401.8円)

1日1枚で保険適用限度いっぱいの8週間(56枚)使うと約2万円かかります。 これからは、自己負担3割なので6000円ほどで済むことになります。

ただし、保険適用には一定の喫煙歴が必要です。
保険適用の条件:1日の喫煙本数×喫煙年数の数値が200以上
例えば、1日1箱20本とすると10年間吸っていることが条件となります。

また、2年後に保険適用の結果を検証するため、医療機関に治療で禁煙できたかどうか全例報告することが義務付けられています。

禁煙すれば、保険料が割引になるサービスを受けることができるのでお得です。(参考:用語集 ノンスモーカー保険

■厚生労働省の実態調査
ニコチン依存症の治療によって、患者の約4割が治療後3ヶ月たっても禁煙を続けられていることが、厚生労働省の実態調査で明らかになりました。

この調査で使われた3,808人分の患者データによると、治療後3ヶ月の時点で禁煙を続けていた人は39.9%、 禁煙に失敗した人は29.8%、不明または無回答は26.5%でした。 また、治療後にたばこを吸ってしまったが、その後再び1週間以上禁煙を続けている人が3.8%いました。

診療報酬上は5回の治療を受けることになっていて、禁煙成功率は治療を1回目でやめた人が14.9%、 5回続けた人で59%と治療を多く受けてる人の成功率が高いことがわかりました。

厚労省では、禁煙治療の導入当初の医療費は増えるものの、 肺がんや心筋梗塞など喫煙が主原因とされる病気の発生が減ることで、将来的には医療費の抑制につながるとしています。

(最終更新:2007年3月21日)



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