生命保険料とモラル・ハザード
<生命保険の応用知識と簡易保険について>
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生命保険料とモラル・ハザード
保険の契約者側には、告知義務と一緒にモラル・ハザードの問題もあります。 モラル・ハザード(moral hazard)とは、「道徳的な危険」という意味になります。 モラル・ハザードには2つの種類があります。
1つめは、心理的な要素として、保険に加入すると事故が起こっても 保険がもらえるから大丈夫だと安心して、注意力が散漫になってしまい、よけいに事故が起きやすくなってしまうことです。 このことを特に、モラール・ハザード(morale hazard)、訳すと「心理的な危険」と 呼ぶことがあります。
モラール・ハザード対策としては、保険の種類によっては損失を全額負担するのではなく、加入者側にも一部自己負担させようとする自動車関係の保険の例があります。
もう1つは、高額の保険金を不当にもらおうと、自ら建物に火をつけたり、保険金受取人が 被保険者を殺したりする犯罪の恐れがあることです。このような事故をモラル・リスクといいます。
もちろん、保険の助け合いの精神からみても、こういったモラル・ハザードの問題は 許されることではありません。 保険法では、こういった故意の事故に対しては保険金を支払わなくてもよいとしています。
でも、よくサスペンスドラマにあるように証拠が立証できない時は払わざるを得なくなってしまいます。 たとえ、状況証拠が揃っていて犯人だとわかっていてもダメなのです。冤罪(えんざい)の恐れもないとはいえません。
<このページのポイント>
モラル・ハザード・・・道徳的な危険。保険に加入することで事故が起こる可能性がかえって高まってしまうこと。
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